天国からの宅急便 フーツォン(傅聡)ピアノリサイタル

フーツォン(傅聡)ピアノリサイタル
〜〜佐藤允彦先生を偲んで〜〜

PROGRAM
ハイドン ソナタ ヘ長調 HobXV1/29
モーツァルト アダージオ ロ短調 K.540
シューベルト ソナタ ハ長調 D840“レリーク”
ショパン 3つのマズルカ 作品50
ショパン ソナタ 第2番 変ロ短調 作品35
2004.5.18(火)19:00開演
ザ・フェニックスホール

佐藤先生へ

 素的なプレゼントをありがとうございました。先生のポーランド時代からの親友、マエストロ フーツォンが、演奏会をしてくださいました。聞こえてきたでしょう?いつもにまして素晴らしい演奏でした。ショパンのソナタの三楽章が始まると、会場は、はりつめた空気で満たされました。誰もが嗚咽をこらえるのに必死でした。先生が舞い降りてこられた気がしました。演奏会の前日フーツォンさんにお会いしましたが、「SATOがいない大阪なんて信じられない」と、何度もつぶやいておられました。「SATOは、タバコを吸っていたからなあ」と、ご自身もパイプの煙をくゆらせながら・・・。演奏会後、音楽で深い祈りを友人に捧げられたフーツォンさんは、心の底から満ち足りたご様子でした。相変わらず、勉強好きのマエストロで、翌日ホテルをチェックアウトした後、空港へ行くまでの時間を河合の練習室に向かわれたのですよ。


生前の先生とフーツォン氏

 この演奏会の主催は、日本ショパン協会関西支部でした。水口さんと鳥居さんがいつものように奔走されて実現できた演奏会でした。そう。1984年に支部が設立された創立20周年の記念行事ともなったのです。まさに先生がおられなかったら、聴けなかった演奏会なのです。

 これからもちょくちょく天国からこのような宅急便が届くことを期待しています。
 
- 戻る -