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第34回コンセール・パザパ

2023年10月13日(金) 12時00分 開演(11時30分 開場)
ルーテル市ヶ谷センター

ごあいさつ

 1年に1回、大人の音楽好きが集って演奏を披露し聴き合う機会を持ちたいと始まった第1回 <パザパ・コンサート> は、1990年6月1日(金)、原宿のアコスタジオで、ピアノソロ・連弾、ヴァイオリン・フルート独奏(ピアノ伴奏付き)、そして10名の女性のコーラス!第一部、第二部共に1番から13番まで、何とも多彩なプログラムの音楽の集いでした。
 1994年6月26日(日)の第5回コンサートからは、会場をルーテル市ヶ谷センターに代えて、今年第34回も心地よい雰囲気のうちに終わりました。
 <パザパ・コンサート> という名称でスタートした音楽会ですが、PAS A PAS とは「一歩ずつ」を意味するフランス語の言葉なので、1996年の第7回目からは「コンセール パザパ」とフランス語に統一した名称に変えました。第1回目から今日まで、欠かさず参加されておられる方、都合に合わせて不定期に演奏される方、お客様を沢山招かれる方、聴いて頂くより一人こっそりが好きな方と多彩です。演奏時間もほぼ定まった中で長い曲を一曲/短い曲を五曲等と自由に決めることができるのも、ちょっとフランス風でいいなと思っています。
 2024年 <第35回コンセール パザパ> は、10月11日(金) 午後を予定しています。6月頃に、このサイトでお知らせしますので、興味をお持ちの方はぜひご参加ください。音楽の世界がまた一つ広がるかもしれません。


PROGRAMME
12h00
1
ゴールトベルク変奏曲よりJ.S. バッハ
アリア、第16変奏・第30変奏
piano吉村小百合
今日は約280年前に作曲された大曲から、ほんの触りの3曲を弾かせていただきます。冒頭のアリアはサラバンドで、この低音主題が、続く30曲へと展開されます。第16変奏は後半の始まりを告げるフランス風序曲。最後の第30変奏は、<Quodibed=お好きなように>と記され、複数人が同時に違う歌を歌う遊びで、バッハは家族で楽しんだそうです。この曲では当時の流行歌「キャベツとカブに追い出された」と「長いことご無沙汰だったね」の2曲が組み合わされています。
2
マズルカ op. 59 no. 1・2・3F. ショパン
檜垣知子
No1 a-moll : ちょっとミステリアスに始まりすぐに長調のメロディーがされ、その後は転調転調でショパンの持つ華やかさがあります。
No2 As-dur : こんなにシンプルで高貴なメロディーが存在するなんて!冒頭の左手のAs音が今日はどんな響きかしらと思うと生きているショパンに聴いてもらってる様な幸せな気持ちになります(大袈裟かな?)
No3 fis-moll : これはもう踊らなきゃ。1845年作曲。
3
バガテル op. 33L. ベートーヴェン
即興曲 op. 90 no. 2F. シューベルト
ソナタ op.2 第1楽章J. ブラームス
西本美子
本年も、コンセール•パザパを開催して頂き、ありがとうございます。コロナ禍の我慢が解消され、コンサートが楽しめるようになりました。私も、生の音楽の感動を味わうためにコンサートへ出かけております。本日も、皆様の音楽を聴かせて頂けることが、楽しみです。私は、9月24日にコンサートで演奏しました曲の中から、弾かせて頂きます。よろしくお願い致します。
4
ノクターン第18番 op62-2F. ショパン
ワルツ 第8番 op64-3 前奏曲 「雨だれ」 op.28 no. 15 幻想即興曲
山形典子
今年もコンセール・パザパの企画をして頂きましてありがとうごさいます。
ある時友人達との会話で私が弾くピアノの話題になりある一人から「たまには知っている曲もひいてよね」とリクエストされました。あーそうか私はズッーと彼女の知らない曲ばかりを弾き続けていたのだと思いました。そこでショパンの 「雨だれ」「幻想即興曲」を弾き始めました。有名な <名曲> のなんと難しいこと!初心に返って勉強しています。
5
パルティータ No. 1 BWV 825J.S. バッハ
大庭 泉
バッハが30代後半ライプツィヒに移住した頃作られた優美な作品。プレルーディウム、テンポの速いアルマンドとイタリア風コレンテ、装飾的なアリア様式のサラバンド、2つのメヌエット、左右の腕の交叉がリズミカルな揺動を生むジーグの6曲からなる。私は大好きです。
6
ソナタ K.V. 330W. A. モーツァルト
渡邉洋子
諸事情によりピアノからしばらく離れていましたが、モーツァルトのハ長調ソナタのかわいらしく優美な曲に心引かれ取り組むことにしました。年を重ねるたびに物忘れ、物探しに翻弄される日々ですが、ピアノを弾いている時は幸福です。パザパ出演は緊張しますが皆様の演奏を聞くことができとても励みになります。どうぞよろしくお願い致します。
7
都合により欠番
~ Pause ~
8
前奏曲第25番 op. 45 -1 (嬰ハ短調)F. ショパン
前奏曲第17番 op. 28 -17 (変イ長調)F. ショパン
藤原通子
ショパンのピアノ曲の魅力は優美なメロディーと、和声の美しさ、巧みな転調にある。作品45-1は、ほぼ全調に転調する曲で、使われている和声は、音色の無限の魅力を感じさせる。作品28-1のAs durは、愛、幸福、暖かさを感じさせる調。最後に幸福を願う鐘が遠くから響いてくる。様々な愛、幸福が溢れた曲となっている。
9
シルヴィアにF. シューベルト
秋が来る前に朝岡真木子
秋の手紙朝岡真木子
うぬぼれ鏡平井康三郎
vocal中本貴子
piano入川めぐみ
私には朝岡真木子という作曲家を初めて耳にした曲です。日本の抒情歌と違って今風のメロディー、ピアノ伴奏がステキ!<うぬぼれ鏡>はちょっとお茶目心のある曲で苦手分野ですが歌ってみたい…と思い…。
10
ソナタ第4番 0p. 7 第2・3・4楽章L. ベートーヴェン
松村和江
第1楽章ははるか昔の受験曲でした。今になって何も分からず弾いていた頃を思い出して、残りの3楽章を始めましたがなんと難しい事!楽譜もお手本にする音源も少なかった頃と比べると隔世の感ありです。
11
マズルカ op. 33 no. 1・2・3・4F. ショパン
佐藤優子
今年もパザパに出演できます事、とても幸せです。ショパンが日記を綴るように書いたマズルカ、以前より少しずつ気持ちが向かえるようになった気がします。作品33はノアンでジョルジュ・サンドとの生活に入る前の最後の作品。メランコリックな1番、シンプルで詩情溢れる2番、喜びに満ちた民族舞踊のリズムによる3番、4曲のまとめであり、人生の一つの転換期作品となる4番。
ショパンの故郷への想い、少しでも感じられるよう、
演奏できたらと思います。
12
組曲 ホルベアの時代より op.40 no.1E.グリーグ
MATIN SUR L'EAUJ. イベール
落葉松小林秀雄 作曲・編曲
河合佳子
今年もこの会に参加させていただけて幸せです。「ノルウェー文学の父」とも呼ばれた作家ホルベアの、生誕200年を祝う記念式典の為に、グリーグが作曲を依頼された..全五曲からなる組曲の1曲目、「前奏曲」のみを演奏します。2曲目、イベールの作品は、一曲一曲が全く違うイメージを持っていて、ページをめくるたびに奇想天外なストーリー展開に驚く絵本のようでもあり、どの曲もちょっとした玉手箱のように感じています。3曲目の「落葉松」は日本の歌曲の中で最も好きな一曲ですが、ある日ピアノ独奏用の楽譜を見つけました。小林秀雄さんご本人の編曲によるものです。歌詞がなくても、この曲の持つ雰囲気が、ほんの少しでも伝わるとよいなあと思いながら…。
13
6つの小品 op.118 no. 1/2/3/4J. ブラームス
光武佳子
最近 朗読やお話を聴く機会が幾度かありました。その声に浸ることもあれば、外の景色を眺めながら聴くことも。様々な情景や情感が脳裏に浮かび、豊かな時間でした。そんな楽しみをピアノで描ければと思いました。演奏者の思いを聴いてもらうのもいいし、聴き手がそれぞれの想像力を働かせて楽しめる演奏もいいし。いずれにも、弾き手には音を出す以外のゆとりが必要と思うと、たくさん身につけることがありそうです。これからも楽しみながら少しずつ(パザパ)です。
14
ソナタ op.11 第1・第2楽章R.シューマン
宮本令子
シューマンは、若い頃すごく好きになって、何曲かやりました。何年前くらいだろうと考えてみると多分30年以上は経っていると分かり、ちょっとショックです。この間弾いていた気がするのに・・・。このソナタは、1832〜36年にかけて作曲されたもの。全楽章50ページというもので、リストは長すぎると言ったそうです。この頃はソナタ2番や幻想小曲集等々数多く作曲。その上音楽雑誌を出版しようと動いてもいます。77歳ですごい能力、エネルギーを持った人だと感服します。その多才が楽想に反映されるのか、「これってどういう風にまとまるのか」と一楽章は苦労しました。二楽章は歌曲からのメロディー等、歌のある美しい楽章です。この頃弾くことはより好きになっているのに、曲をまとめるのにすご〜く時間がかかります。○ 老いやすく、楽成りがたし!
fin


会 場
ルーテル市ヶ谷センター
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