天国からの宅急便

H.G先生へ 2010年5月1日

2010年ショパン・イヤーで日本でも大騒ぎが始まっています。先生がおられたらどんな企画が誕生したか、どんな風にショパンを再認識することができたか、大騒ぎの中で真に価値のあるものを冷静に見分ける目と耳を持ちたいと思います。わたしは数年前からショパン研究を始めました。東京の机の前に広がるセーヌ川ならぬ隅田川の流れに目を休め、パリではあの「ショパン地区」の小さな部屋で、音楽学の果てしなく深く豊かな世界に遊んでいます。難解でやっかいなフランス語に悩み疲れたときの「ショパンぶらぶら散歩」は完全暗譜ですらすらでございます。天国からのつぎの宅急便をお待ちしています。
 
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